2021.5.30 K-1 バンタム級日本最強決定トーナメント!まさかの松本日向、壬生狼一輝が敗退!

2021年5月30日に行われたK-1

新たに新設されたK-1バンタム級にてバンタム級日本最強決定トーナメントが開催された。

試合直前に優勝候補でもあった橋本実生が新型コロナウイルスの影響によりまさかの欠場。

そして本命であった松本日向、壬生狼一輝が敗退し、大波乱のトーナメントとなった。


トーナメント一回戦

まずは橋本の代わりに急遽出場となった萩原と大村の試合。PowerOfDreamの秘密兵器、大村がデビュー戦とは思えない動きを見せ、延長判定勝ち。

壬生狼 vs 野田蒼は、アマチュア時代は野田に軍配があがっていたが、積極的な壬生狼の攻勢に野田は逃げ腰になってしまい、壬生狼の判定勝ち。

松本日向 vs 鵜澤は、積極的な松本の動きに鵜澤は翻弄され、ほぼワンサイドゲームで松本の判定勝利。

最後は、黒田 vs 池田。魔裟斗も強いと評価していた池田に対し、黒田がストレートでダウンを奪い、最後は飛び膝蹴りでKO。

 

トーナメント準決勝

壬生狼 vs 大村はお互い引かない高度な打ち合いを展開。延長まで持つれ込み、なんとか壬生狼が判定勝利を上げた。しかし、大村もデビュー戦とは思えない大健闘ぶりで先輩の武居由樹を思わせるような柔らかい動きとシャープな打撃には目を見張るものがあり、今後大期待である。

続いて、松本日向 vs 黒田。誰もが予想しなかった展開に。アグレッシブに向かっていく松本に対し、うまく距離をとり、ノーモーションの左ストレートで狙い撃つ。2度もダウンを奪い、松本を寄せ付けず、黒田の圧勝判定勝ち。

トーナメント決勝

壬生狼 vs 黒田。壬生狼は1回戦、準決勝と接戦を繰り広げ、計7Rを戦っており、明らかに体力を消費しており、動きにいつものキレがないように感じられた。

対する黒田は1回戦、準決勝と共にダウンを奪いスムーズに勝ち上がっている。

黒田のストレートが壬生狼の一瞬の隙を捉え、強烈に突き刺さり、ダウン。レフェリーストップにより黒田のKO勝ちとなり、黒田斗真が優勝を飾った。

さいごに

戦前はまったく優勝予想にあがってこなかった黒田が圧倒的な実力を見せ、優勝!

その絶妙な距離の取り方、ノーモーションからの強烈な左ストレートを武器に、海外勢がはいってきてから用意されるだろう初代バンタム級の王座を勝ち取れるか!?

非常に楽しみである。

そして、今回欠場してしまった橋本や、敗れはしたものの、健闘した松本日向にはスター性があるため、是非、ここで挫けず、引き続き頑張ってほしいと思う

kakutou-antena.com

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